中国自動車産業の主要都市である上海市では現在、新エネルギー車の産業発展を加速させている。国家重大技術設備網が16日に伝えた。
上海市発展改革委員会、市経済情報化委員会が共同で制作する「上海新エネルギー車産業発展の促進に関する若干の意見(以下、意見)」がこのほど、初歩的に制定された。
意見によると、2009年-2012年にかけ、新エネルギー車および要となる部品の生産・サービス企業、機構に対して、財政・金融・人材・公共購入など多方面にわたるサポートが提供されるほか、嘉定などの区・県で新エネルギー車の部品製造基地が建設されるという。
また、2010年より、新エネルギー車はオークションをしなくても、直接ナンバープレートを獲得することができる。(上海では車の総量を規制するため、車のナンバープレートをオークション方式で購入しなければならない。)
上海市は目標として、2012年までに新エネルギー車が10万台を突破すること、産業規模が300億元となること、国内をリードし、国際的な競争力のある自主産業体系と産業グループを作り上げることを掲げている。
「意見」では、国内で比較的開発が遅れている「電池、モーター、電気制御」の3つを重点的にサポートしている。この3つは新エネルギー車の要となる技術でもある。政府は今後、財政、金融を含む各方面で新エネルギー企業をサポートしていくほか、研究開発、検査・測定、モデルプロジェクトなどもサポートしていく。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月17日