国家標準化管理委員会が発表した国家標準「自動車用燃料メタノール」と「自動車用メタノールガソリン（Ｍ85）」がそれぞれ11月1日と12月1日から実施される。国は今後、メタノールをエネルギー製品に組み入れ、メタノールは有機化学工業用基礎原料としてだけでなく、エネルギー製品としても役立てられ、名実ともに代替エネルギーの一員に加わる。人民網が20日伝えた。

　全国バイオマス燃料およびバイオマスエコカー専業委員会弁公室の李通生主任は、この2つの国家標準により地方や企業が独自に進める規範を全国的な標準で統一し、「地方制度が全国制度に変わる」ようなものだと指摘する。そして標準化によって市場化の大きな扉が開かれる。

　メタノール車は現在、国内では合法的に運転することができない。国はメタノール車の関連規定を打ち出していないため、メタノール車は国家自動車リストに登録できない。また、メタノール貯蔵庫やスタンドなどインフラ施設のほか、メタノール燃料輸送パイプラインの建設にも力を入れていく必要がある。（ 編集KA）

　「人民網日本語版」2009年10月21日