中国が初めて自主設計・開発した国産飛行機エンジンの模型が2日、上海で行われた2009年中国国際工業博覧会で初公開された。新華網が2日に伝えた。
このエンジン「SF-A」は、中国航空工業集団公司の傘下企業である中航商用飛機発動機有限責任公司が設計、開発したもので、大型旅客機の動力ニーズを満たすことができる。
今回の展示は、今年1月に成立した中航商用飛行機発動機有限責任公司にとって、初の中国国際工業博覧会での展示となった。同社は中国航空工業集団公司に属し、▽商用飛行機エンジンの開発▽国産大型飛行機のニーズを満たす次世代エンジンの開発▽世界各国の市場に向けた航空エンジン関連商品とサービスの提供--を行う国の航空分野プロジェクトの総請負機関だ。
中国民用機エンジンの製造請負企業である同公司が2日に明らかにしたところによると、同公司は現在、2010年までにターボファンエンジンの全体設計システムを初歩的に完了し、ターボファンエンジンの設計・技術力を身につけることを目指しており、現在要となる技術の開発を行っているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年11月3日