「世界物流・サプライチェーン管理研究院」の所属機関である「道路運輸安全管理研究センター」が11月28日に設立された。同センターは、北京安然凱達電子産品有限公司の開発者、関連の専門家・学者、国内外の物流エキスパート、技術者から構成される、道路運輸のタイヤ圧測定技術を専門とする中国唯一の研究開発機構だ。「科技日報」が2日に伝えた。
同センターの設立式典で発表された「タイヤ圧測定器」は、知的所有権を持つ特許技術で、中国の車両物流業におけるタイヤ圧安全測定分野の空白を埋めるものとなった。
北京安然凱達電子製品有限公司のエンジニアによると、同測定器のセンサーをタイヤのバルブに取り付けておけば、タイヤから空気が漏れた時、センサーが気圧信号を電気信号に転換し、運転席の受信機にワイヤレスで情報を転送、ドライバーにタイヤ圧の異常を知らせ、バースト事故の発生を未然に防ぐことができるという。
同製品の機能としては、▽タイヤバースト事故の発生を正確に予期し、警報を鳴らして防止することができる▽アラートにより、タイヤ圧が異常なままでの運転によるタイヤの破損を避けることができる▽全ての種類のタイヤ圧を管理・監督することができ、正常なタイヤ圧を保ち、省エネ・低燃費状態を保つことができる▽全てのプロセスはデジタル管理されており、車両の最適なコントロール性と、快適性が保たれる▽リアルタイムで正確な監視により、自動車部品の摩損を防ぐことができる▽操作は簡単で、プロドライバーの使用に適している--などがあげられるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年12月2日