国家伝染病診断試剤ワクチン工程技術研究センターと北京万泰生物薬業股フェン有限公司が共同で開発した新型インフルエンザの診断キットがこのほど、認可を受け市場に出回り始めた。国内の権威ある臨床機関が臨床検査を行ったところ、この診断キットは国内外の同種の製品よりも高い感度と特異性を有し、とりわけ鼻咽の拭き取り検査では新型インフルエンザの診断基準となっている核酸検査との符合率が92%以上に達した。科技日報が25日伝えた。
今回市場に出回る検査キット「新型インフルエンザウイルス抗原検査キット(Dot-ELISA法)」は先進的な抗酸菌抗体測定を採用、新型インフルエンザの初期判断や迅速な検査に適しており、設備は不要、20-30分程度で結果が出るという。現在、新型インフルエンザはインフルエンザ全体の80%以上を占め、感染が拡大している。この検査キットは新型インフルエンザ患者かどうかの選別時間を短縮し、患者に迅速な治療を施し、予防対策を実施してコミュニティや病院内での感染拡大を防ぎ、重症者の発生を減少する重要な役割を果たす、新型インフルエンザ予防対策の有力な武器となる。
「人民網日本語版」2009年12月25日 |