「世界と共に歩み、そして独立独歩で。世界最先端で、そして独自のルートを有する。研究応用の前途は非常に明るい」。中国科学院上海マイクロシステム・情報技術研究所副所長、国家センサーネットワーク標準化業務チームの劉海濤・チーム長は2日、中国The Internet of things(モノのインターネット)研究の国際的地位について触れた際、自信に満ちた口調で語った。
上海市は同日、「無線都市」である嘉定区に「上海The Internet of thingsセンター」を建設すると発表した。その目標は、The Internet of things核心技術と産業標準の研究・開発においてハイスタンダードを築き、国内外に影響力と競争力を有する研究開発模範基地を構築することにある。
The Internet of things技術の発展は昨年、新エネルギー、グリーン生産などと共に、中国国家級重大科学技術専門プロジェクトとして国家5大新興戦略性産業に組み入れられ、国内では一挙に「The Internet of thingsブーム」が沸き起こっている。
嘉定区の孫継偉・区長および中国科学院上海マイクロシステム所の責任者によると、中国科学院上海分院と嘉定区は既に戦略協力メカニズムの構築を締結した。今後、上海The Internet of thingsセンターの建設を推進し、中国科学院The Internet of things研究重点試験室・中国The Internet of things応用研究センター、中国科学院マイクロエネルギー研究センターを構築、国家重大科学技術専門プロジェクトを同区で研究・開発し、The Internet of things核心技術の研究開発およびThe Internet of things国家技術標準の制定を目指す。既にプロジェクト1期工事が実質的に始動しており、初歩的な設計プランも完成した。延べ床面積17万平方メートル,総投資額は8億元に上る。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年3月4日