プラスマイナス500キロボルトの直流送電プロジェクト(陝西省宝鶏-四川省徳陽)がこのほど順調にスタートし、中国初となるDCコンバータステーションのオール国産化が実現した。このことは、中国の送電・配電技術が新たなステップを踏み出したことを意味する。「科学時報」が6日に伝えた。
送電会社の西北電網有限公司によると、同直流送電プロジェクトの中でも陝西省宝鶏のコンバータプロジェクトは、西北電網と華中電網公司の北西エリア直流回路網におけるサポートポイントであり、出入り口となる。これまで国内で使用されてきたACコンバータと違い、今回設置されたコンバータはDCコンバータだ。国内の送電・配電企業はこれまで、完全に国産化されたDCコンバータ設備を持っておらず、多くの設備を輸入しなければならなかった。
中国の送配電技術を高めるべく、西電集団を代表とする中国の関連設備企業は研究と開発を重ね、このたびついにDCコンバータのオール国産化を実現した。この設備は今年3月28日に試運転が行われて以来、正常な運行を続けているという。
「人民網日本語版」2010年4月6日