今年(庚寅)の「清明公祭軒轅黄帝式典」が5日の朝9時50分から陝西省の黄陵県で開催された。主宰は陝西省常務委で常務副省長、黄帝陵委員会の趙正永氏で、国家の指導者、海外同胞、両岸同胞、延安市と黄陵県の陵を管理する人たち合わせて約1万人が参加した。
中国では清明節に祖先を祭り豊作を祈願する習慣がある。約5000年前、「軒轅」は黄河流域を統一し中華民族の文化の基礎を固めた。陜西省黄陵県の橋山にある黄帝陵は、1961年に国家重点文化財保護単位に指定され、「中華第一陵」と呼ばれている。
関連者によると、9時50分のスタートは「九五至尊(皇帝)」の意味からで、吉祥や尊敬の意味も含まれているという。
花かごを献上する海外の同胞(4月5日撮影)
祭文を読む陝西省の袁純清省長(4月5日撮影)