中国と西洋の文化の交流・融合の歴史の証人である貴重な「土山湾中国牌楼」が12日、30人以上の中国の職人による7カ月以上の修復を経て、故郷の上海徐匯区に復元された。この「牌楼」は高さ5.8メートル、幅5.2メートルで、1913年に外国の修道士・葛承亮(Aloysis Beck)の指導の下、上海土山湾の孤児10数名が彫刻して制作したもので、彫刻部品の数だけでも数千点にのぼる珍しいものだ。後にこの牌楼は米国の第3回万博に参加し、米国や北欧の民間で所有されていた。海外で100年近くさまよっていたこの牌楼は2009年、ぼろぼろの姿で故郷へ帰ってきた。(編集YH)
「人民網日本語版」2010年4月13日