8日に行われた工程院第10回院士大会全院学術報告会において、張彦仲院士が「中国工程科技中長期発展戦略研究」機械・運搬プロジェクトグループを代表し報告を行った。報告では、中国が2030年までに、内惑星(水星・金星)と火星の探査、巨大惑星およびその衛星の探査、小惑星や彗星の探査を行っていくことが提起された。
上記の探査活動以外にも、中国は2030年までに月探査(周回、落下、帰還)を行うほか、有人宇宙ステーションを建設し、できるだけ早く月上陸計画を実施していく。
中国の民用宇宙開発をめぐっては、測位衛星「北斗」は、「3段階」の発展計画に従い、測位衛星システムを段階的に完成させていく。また、完備された衛星応用システムを打ちたて、宇宙と地球が一体となり、長期的に安定した運行が可能な国家宇宙インフラを初歩的に形成していく。
「人民網日本語版」2010年6月11日