日本の宇宙航空研究開発機構は5日、小惑星「イトカワ」から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の密閉容器内で、顕微鏡を使って確認できる大きさの直径約0.01ミリの粒子2個を発見したと明らかにした。
研究員によると、カプセルの蓋の上でも、肉眼で識別可能な直径約1ミリの尖った顆粒10粒程度を発見しているという。
これらの粒子や顆粒が小惑星「イトカワ」で採取されたものか、それとも探査機が発射前に地表で混入した物質なのかどうかを判断するために、研究員は電子顕微鏡を使って調べ、また8月から10月の間にこの物質を専門家に引き渡して、数カ月かけて詳しく分析する。
資料写真:6月13日にオーストラリア南部の砂漠地帯で撮影した、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の密閉容器が着陸するところ。(編集YH)
「人民網日本語版」2010年7月7日