米「フォーリンポリシー(Foreign Policy)」誌はこのほど、中国がミサイルで自国の衛星を破壊したと伝えた。この記事は簡潔なもので、当初はそれほど注目を集めていなかったが、中国の公式メディアが思いもよらず反応したため、ミサイルで衛星を破壊したのはここ3年間で2回目だと事実上認めたことになった。ロシア連邦政府が発行する「ロシア新聞」からの情報として、「環球網」が21日に伝えた。
報道によると、中国国防部はこれについてコメントを出していないが、もし本当にミサイルで衛星を破壊したとすれば、今年1月11日のミサイル迎撃実験時に同時で行われた可能性が高い。当時、米国の情報機関は、中国の領土内で2回のミサイル発射があり、2つとも宇宙で爆発したことを発見している。
「ロシア新聞」は、中国が初めて自国の衛星を破壊するのに成功したのは07年1月11日だとしている。一方、米国とソ連は1980年代の初期に類似実験を行っているが、その破片が稼動中の軍用・民用衛星に影響を及ぼすことが心配されたため、両国はその後、同実験を停止した。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年7月22日