工業情報化部の朱宏任報道官は20日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見において、今年6月末現在、中国の3Gユーザー数は2520万件にのぼり、うち中国の3G規格である「TD-SCDMA」のユーザーは1046万件にのぼったことを明らかにした。「科学時報」が21日に伝えた。
朱報道官によると、中国の通信業は上半期、安定した成長を保ち、3G建設およびTDの応用も急速に推し進められた。上半期、電気通信業務総量は前年同期比21.4%増、電気通信主要営業収入は5.9%増となった。6月末現在、電話のユーザー数は累計で11億件以上にのぼり、うちモバイルユーザーは8億件、ブロードバンドのユーザーは1億1500万件にのぼった。
工業情報化部通信発展司の張峰司長は、「3Gユーザーは2520万件にのぼっているが、予想をまだ下回っている。端末、ネットワーク範囲、ユーザーの業務方式受け入れなどをめぐり、様々な問題が存在している」と述べる。
3Gは依然として市場育成の初期段階にある。工業情報化部は今後、企業による端末開発、ネットワーク範囲拡大、業務の革新、販売促進・PR、サービスの質向上などの面から3G発展を推し進めるよう力を入れていく。
「人民網日本語版」2010年7月21日