中国科学院深セン先進技術研究院によると、中国初のペタフロップス(毎秒1000兆回の演算速度)級スーパーコンピュータ「星雲(ネビュラ)」が今年末、深センに設置され、華南地域、香港、マカオおよび全国で計算と情報サービスを提供する。「科学時報」が21日伝えた。
同研究院の樊建平院長によると、曙光製のスパコン「ネビュラ」は今年末に深センにある国立スーパーコンピュータセンターに納入され、科学計算、人工知能によるインターネット検索、遺伝子配列などの分野に用いられる。
深セン最大の国立科学技術施設であるスーパーコンピュータセンターでは、中国科学院計算所、曙光公司、深セン先進技術院が協力して技術開発を進めている。政府は同センターに2億元、深セン市は事業の進度に応じて数億元を投資し、2010年末にはスパコンが完成する予定だ。同センターは09年に科学技術部の承認を得て設立された。
「人民網日本語版」2010年7月21日