このほど行われた「国土資源大調査 科学技術・国際協力成果報告会」で明らかになったところによると、国土資源大調査が1999年に始まって以来、中国地質調査局は地質調査の科学技術研究分野において、多くの成果を取得してきた。中国地学研究のレベルと能力は大きく高まり、一部の分野は世界先進レベルに達した。「科学時報」が1日に伝えた。
地質大調査はこの10年間で、地質に関する科学技術プロジェクト526項目を実施、11億5900万元を投入し、▽地質に関する総合的なマップ編集と更新▽中国の主要な標準地層の形成と地層学の研究▽重要な古代生物群の起源と進化▽中国大陸構造の変化および鉱物形成におよぼす制約の研究▽青蔵高原の地質と大陸ダイナミクス▽地域の鉱物形成作用と鉱物探査モデル▽地球変動の地質における反応▽ネオテクトニクスと地殻安定性の研究--などを含む、17方面で研究を進めてきた。
中国地質調査局科学技術外事部の盧民傑・副主任によると、中国地質調査局直属の地質科学技術チームは09年末の時点で、国家科学技術進歩賞一等賞2項目、2等賞15項目、国土資源科学技術一等賞31項目、2等賞162項目を受賞したほか、専門書200冊あまりを出版、学術論文1万篇あまりを発表し、特許約100件を取得するなど、多くの研究成果を取得してきた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年9月2日