22日の中秋節を前にして北京無形文化遺産保護センターは15日、今年の北京の中秋節イメージキャラクターである「兎兒爺」を発表した。デザインしたのは、北京オリンピックの「福娃」を手掛けたことでも知られる呉冠英氏。「兎兒爺」は、北京で中秋節に供えられてきた兎の頭をした伝統的な泥人形のことをいう。
「兎兒爺」のデザインは版権登録
呉冠英さんによると、創作では「兎兒爺」の造型や特徴を取り入れたということで、このデザインは版権登録されているという。
北京の人たちのロマンチックな気分をのせて
中秋節に「兎兒爺」を供えるのは北京独特の伝統文化だが、今まで北京の人たちは、「兎兒爺」を泥人形としてだけ制作し、メディアで宣伝したり、様々な文化的な商品や観光商品として開発してこなかった。
北京無形文化遺産保護センターの責任者は、「兎兒爺」を今回、北京の中秋節のイメージキャラクターに選んだのは、「兎兒爺」が地域の代表的な民俗の記号を持ち、見て楽しむことも出来るためで、祝日に喜ばしくめでたい雰囲気を添え、北京の人々のロマンチックな気分をのせることが出来るためだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月16日