西昌衛星発射基地では25日、3回の合同予行演習を終えた「嫦娥2号」と「長征3号C」ロケットが移動整備塔に設置され、専門家と技術者による通常の点検が続けられていた。嫦娥2号の総設計師、総指揮がすでに同基地に到着した。27日付けで「広州日報」が伝えた。
スタッフによると、嫦娥2号は2号固定発射台から打ち上げられるという。嫦娥2号とロケットの長さは80メートル近くある。発射台とほぼ同じ高さの移動塔は衛星とロケットが設置され、すでに発射台のすぐそばまで移動した。
嫦娥2号は25日、打ち上げ前の3回目の予行演習を無事終えた。衛星発射センターでは、打ち上げ前にもう一度最終打ち上げ演習を行い、打ち上げ前日に燃料を注入する予定だという。現在、専門家とスタッフが100人がかりで衛星とロケットの点検を行っている。
中国月探査計画首席科学者の欧陽自遠氏や「嫦娥2号」の各総設計師、総指揮など航空専門家のほとんどがすでに西昌に到着した。
関係者や見物客、記者が打ち上げを一目見ようと押し寄せているため、市内のホテルはどこも予約が難しくなっている。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年9月27日