西昌衛星発射基地では25日午後、「嫦娥2号」に対する3回目の合同演習が行われ、打ち上げ前の点検、調整が完了した。嫦娥2号は10月に月に向けて打ち上げられる予定。27日付けで「華西都市報」が伝えた。
嫦娥2号の打ち上げを多くの人に現場で楽しんでもらうため、関係部門は発射台から3キロメートル離れた場所に、3000人を収容できる観測施設を設置した。
航空専門家によると、ロケット打ち上げ時に起きる熱風は半径1キロメートルに及び、爆風による人体への影響が懸念されるため、ロケット打ち上げ前は発射塔から半径2.5キロメートル以内の住民は全員遠くへ避難し、半径2.5キロから6キロ以内の住民は遠くへ離れる必要はないものの、広い場所へ避難しなければならない。今回の打ち上げ安全を確保するため、西昌衛星発射基地は27日午後に村民を集め、地元政府と共に避難方法について検討するという。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年9月27日