浙江省竜遊県では先ごろ、三国時期の墓が発見された。この墓は衢州竜遊県勝渇ニ鎮夏金村方家山に位置する巨大な規模のもので、墓の縦穴の長さは14.7メートルに達する。
研究によると、墓の壁には「青膏泥」が貼られ、墓内の環境を密封し乾燥させている。墓室は長さ12.4メートル、2つの通路を持つ前、後室構造で、前後の室の間は通路でつながれている。専門家によると、この墓は埋葬後しばらくして盗掘に遭っており、盗掘で残された陶器の瓶や碗などの出土した副葬品は、典型的な東漢末と三国時期の孫呉の時代にまたがる特徴を示している。埋葬形式や出土した副葬品などから総合的に判断して、三国時期の墓と考えられ、紀元前3世紀前半ごろの墓と見られる。この墓は年代が明らかではっきりしており、規模が比較的大きく、重要な学術的価値を備える。(編集YH0
「人民網日本語版」2010年12月27日