中国の製品輸出総額の半分を機電製品が占める。機電製品輸出入商会の張鞘t晶会長は中国製機電製品の輸出額が今年、前年比約30%増の9400億ドルに達し、世界最大の機電製品輸出国になるとの見通しを示した。「上海証券報」が伝えた。
張会長は機電製品の良好な輸出基調は来年も続くと予測。「広州交易会期間中の調べでは、多くの企業が輸出状況に自信を持っている」と繰り返し指摘した。
今年1-11月の機電製品の輸出入額は前年同期比34.3%増の1兆4396億2000万ドルに達した。このうち輸出は同32.7%増の8427億4000万ドル。これは09年通年の1.18倍で、08年通年比2.5%増だ。
ITなど電子製品の輸出が急成長すると同時に、鉄道機関車が83.1%増、船舶が49.4%増、自動車製品が47.5%増、電工器材が40%増など、従来からの有力機電製品の輸出も急成長した。
だが張会長は来年輸出が抱える問題についても口を閉ざさず「原材料価格の上昇傾向は変わらないし、多くの企業にとって雇用難も解決の難しい問題だ。貿易摩擦も頻繁に起き、しかも労働集約型製品から技術集約型へと拡大している」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2010年12月28日