玉一川教授によると、大学生は全般的に、非物質文化や伝統文化に大きな価値があると感じている。その一方で、現代の文化や文学などを過小評価する傾向にある。これは新たな流れのなかで、国民の芸術的な教養を高めることによって中国の現代文化、科学技術やメディアの影響力を強めるにはどうすれば良いかと言う課題を我々に残した。また、この調査では、現代の大学生の目に見えない二重人格的で不安定な性格をより一層はっきりと示し、それに対する解決策にも言及している。即ち、上位に選ばれた中国の文化イメージの影響力の実態、そして小中学生の授業や教材、または文化・芸術産業のなかで、それがどのように作用しているかについて研究すると共に、そのような隠れた二重人格についても更に掘り下げて研究を進めるという事である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月4日