中国科学院は北京で25日、2011年度工作会議を行い、2020年に向けた全体目標「イノベーション2020」を打ち出した。同目標によると、同院は2020年までに、努力を重ね、中国現代化の全局面に関わる戦略的科学技術問題を解決し、いくつかの重要分野において世界トップクラスを目指し、高水準の科学技術イノベーションチームを育成し、高水準の科学技術イノベーションプラットフォームと成果転化基地を形成し、中国の科学技術事業発展の中で全面的なサービスを行い、リーダー作的用・模範作用・牽引作用を発揮し、世界的に重要な影響力を持つ一流の研究機構を目指していく。中国新聞社が25日に伝えた。
「イノベーション2020」ではさらに、宇宙、情報、エネルギー、資源、農業、海洋、健康、生態と環境、先進材料と製造などの分野において、要となる技術でブレークスルーを果たし、中核的な知的所有権を把握し、重大なイノベーション成果を果たし、中国の発展を制約するボトルネックを解決する等の目標が掲げられた。
中国科学院の白春礼常務副院長は、「『イノベーション2020』は3段階に分けて実施される。2010年ー2011年は試行開始段階、2012年ー2015年は重点的な飛躍段階、2016年ー2020年は全体的な飛躍段階だ」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年1月26日