中国科学院紫金山天文台の王思潮研究員は、2011年は中国で2回の皆既月食を観測できると発表した。新華社が8日伝えた。
王研究員によれば、今年は天候が良ければ6月16日未明と12月10日夜の2回、中国で皆既月食が見られるという。
6月16日未明に発生する皆既月食は午前2時22分24秒から欠け始め、月食の全過程は3時間39分58秒続く。今回の皆既月食は、中国西部、西南部の一部の地域で全過程が見られ、他の地域では月食で月が欠けたまま地平線に沈んでいく月没帯食が観測できる。皆既月食の過程が1時間41分と比較的長いのが大きな特徴だ。
12月10日夜に発生する皆既月食の観測条件はさらによく、中国国内すべての地域で月食の全過程が観測できる。欠け始めは午後8時45分11秒、皆既月食は52分16秒続く。月食の全過程は3時間32分54秒に達する。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年2月9日