北京中関村科技園区管理委員会は10日、国務院がこのほど「中関村国家自主革新モデル区発展計画綱要(2011-2020年)」に原則的に同意したことを明らかにした。同区は2020年までに総収入10兆元を目指すという。新華網が伝えた。
同計画綱要は、国家発展改革委員会、科学技術部、財政部などが北京市政府と共同で作成したもので、近く国家発展改革委員会から正式に発行される。
計画綱要では2段階の発展目標が提起。2015年までの中関村の主な目標として、▽自主革新に有利な体制メカニズムを初歩的に構築▽自主革新能力を大幅に向上▽中関村人材特区の基本的な完成▽革新的な操業の活発化▽産業の国際競争力を世界トップレベルに▽イノベーションの国際化レベルを大幅に向上―することがあげられた。
2020年までに中関村モデル区は革新環境をさらに改善、革新活力をさらに増強し、革新効率や効果を高めることで、総収入10兆元を目指す方針だ。さらにソフトウェアや情報サービス、バイオ・医薬、新エネルギーなどの分野で2、3の技術主導権をもつ産業クラスターを形成し、世界的に影響力のある科学技術革新センターおよびハイテク産業基地を目指す。
2010年の時点で中関村園区には2万を超える企業が入居、総収入は約1兆5千億元にのぼる。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年2月11日