革新型(試行)企業458社の09年のR&D(研究開発)支出は2434億9千万元に達し、R&D支出が営業収入に占める割合は1.86%に達した。458社の増加値(付加価値)は計3兆3千億元に達し、同年のGDPの9.8%を占めた。科技部らが共同で発表した「中国革新型企業発展報告2010」によると、革新型企業の革新能力と競争力はより強化し、国民経済発展への貢献もますます顕著になっていることがわかった。「科技日報」が27日に伝えた。
革新型企業は今や、中国のR&D経費投入の主力となっている。458社の09年のR&D支出は2434億9千万元に達し、同年の全国R&D支出総額の42%を占めた。458社のR&D支出が営業収入に占める割合は1.86%に達し、全国の大中型工業企業の平均値0.96%を大きく上回った。また、これらの企業は全て内部研究開発機構を設立しており、うち、国家認定企業技術センターは337カ所で、国家認定企業技術センター全体の58.6%を占めた。このほか、国家(工程)技術研究センターは182カ所、国家重点研究室は129カ所、国家工程実験室は55カ所に上る。
革新型企業の自主革新能力は大きく高まった。458社の09年の発明特許取得数は1万2738件に上り、同年の国内外発明特許取得数全体の9.9%、国内発明特許取得数全体の17.9%を占めた。09年末時点で、これら企業の保有する発明特許数は4万9412件に上り、国内の有効発明特許数の23.1%を占めた。このほか、458社が主体となって制定した国家技術標準は4730件、産業技術標準は3832件に上った。
革新型企業の国民経済発展への貢献はますます大きくなっている。458社に対する大まかな統計によると、09年の資産総額は19兆3千億元、営業収入は13兆1千億元、増加値は3兆3千億元、利益総額は8597億元に達した。また、納税額は1兆1841億元で、同年の全国税収収入の19.9%を占めた。
革新型企業の国際的な競争力は引き続き高まっている。「フォーチュン」誌の2010年世界500強企業ランキングにおいて、中国大陸部の企業は43社がランクインした。うち、27社がすでに革新型企業であり、18社が革新型企業であると評価された。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年2月28日