中国再生可能エネルギー学会風力エネルギー専門委員会の施鵬飛副理事長は8日、天津で開かれた国際風力発電産業フェアにおいて、すでに7省・自治区で8つの1000万キロワット級風力発電基地が建設されたことを明らかにした。中国証券報が9日伝えた。
それぞれ甘粛省酒泉市、新疆ウイグル自治区哈密(ハミ)市、河北省、吉林省、内蒙古自治区東部、内蒙古自治区西部、江蘇省、山東省といった風力資源が豊富な地域で、8つの1000万キロワット級風力発電基地の計画と建設が展開されている。
酒泉市では最初の1000万キロワット級風力発電基地の第1期建設を全面的に終え、すでに第2期が着工、華北地域への電力供給問題が解決に向かいつつある。他の建設中の7つの風力発電基地もかなりの規模になるという。
1000万キロワット級風力発電基地の計画と建設により、中国は2020年までに総設備容量1億キロワットの風力発電基地で生産される2000億キロワット時の電力の輸送と販売を確保し、再生可能エネルギー中長期発展計画の目標実現を目指す。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月10日