中国が知的所有権を持つ外科手術ロボットシステムは、今後1年半以内に試作品を製作して動物実験段階に入り、3年以内に臨床試験を行い、商業化が推進されていく。中国新聞網が13日に伝えた。
南方医科大学付属北?医院で13日、鐘世鎮院士医学工作室と南方医科大学コンピュータ外科研究所が設立された。
同プロジェクトに参加している南方医科大学の史福軍博士は、「外科手術ロボットには傷口の微小化、操作の精密化、コントロールの遠隔化などの特徴がある。手術ロボットを使うと手術の傷口が小さいため、病人の回復が早い。また、ロボットのアームは360度回転できるほか、操作の精度は0.1ミリに達し、手術の正確度が高い。直腸手術を例にとると、ロボットを使えば、拡大した3D画像を通じて神経を回避し、損傷を避けることができる」と述べる。
南方医科大学コンピュータ外科研究所は南方医科大学、華南理工大学、上海交通大学、国防科技大学、日本早稲田大学が協力に参加しており、初期投資額は1千万元にのぼる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年3月14日