中国工業情報化部の奚国華副部長は21日、同部の設立から現在までの業績を振り返り、「中国工業情報化部は科学技術をめぐる一連の重点プロジェクトで、様々なブレークスルーを果たしてきた」と述べた。中国新聞網が21日に伝えた。
奚国華副部長は以下のように述べた。
中国工業情報化部は2008年の設立以来、一連の重大技術設備と要となる技術で重大なブレークスルーを果たしてきた。また、有人宇宙飛行、TD-SCDMA、高性能コンピュータ、高速軌道交通などの分野でも、数多くの自主革新の成果をあげてきた。
国の「核高基(コア電子デバイス、ハイエンド汎用チップ、基盤ソフトウエア)」プロジェクトのうち、コア電子デバイスの開発では、コア技術が宇宙飛行プロジェクトと武器・装備面に応用された。また、基盤ソフトウエアの一部の分野では相対的に成熟した産業チェーンが形成された。
TD-SCDMAは、国内企業を中心とする完全な産業チェーンが形作られ、産業チェーンの川上、川下にはすでに200社以上の国内企業が存在している。TD-LTEも中国6都市で大規模な技術実験が進められている。工作機械面においては、3.6万トン級の黒色金属垂直型押出機を含む、世界トップクラスの大型設備10種類以上の開発に成功した。
2010年までに、国が工業企業に委託する形で省級の企業技術センター5532カ所、国家級の企業技術センター729カ所が設立された。データによると、2010年、中国の特許出願数は122万件以上に達している。このほか、過去2年で12件のプロジェクト成果が情報産業重大発明として表彰を受け、12の成果が中国特許賞金賞にかがやいた。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月22日