中共中央対外宣伝弁公室は28日、末端党員と国内外メディアとの会見を開いた。末端党員として出席した原子爆弾・弾道ミサイル・人工衛星開発の功労者である孫家棟氏が1970年代以降の中国の宇宙開発の歴史を解説。「神舟8号と天宮1号の打ち上げ計画に変更はなく、中国人は3-5年後に研究のため月から岩石を持ち帰れる見込みがある」と述べた。京華時報が29日付で伝えた。
孫氏は中国の月探査プロジェクトの進捗状況について「地球から遠く離れた所がどのようなものなのか。科学はたゆまぬ探求の過程であり、たゆまず深宇宙へと発展していく。最初は技術基盤を構築し、月面着陸を可能にする。次に月面探査。最後に興味深い岩石を持ち帰る」と述べた。孫氏の説明は生き生きとしている。「われわれは現在、計画の第2段階にある。約1-2年で月面に着陸し、さらに3-5年で月の岩石を持ち帰れる可能性がある。技術はますます複雑になり、要求水準もますます高くなる」。孫氏は平易な言葉で月探査プロジェクトのタイムテーブルについて説明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月29日