安徽省金寨県沙坪溝で21日、世界クラスの大規模な斑岩型モリブデン鉱床が発見された。詳しい調査と総合評価により、モリブデンの埋蔵量は220万トン、経済的価値は6千億元を上回ることが明らかとなった。
鉱床は金寨県の県城(県人民政府の所在地)から50キロメートル離れた南西部に位置し、関廟郷の管轄に属する。県城から鉱区までは県郷道路が直通しており、南側の合肥?武漢高速道路・高速鉄道からの距離も約10キロと、交通の便は良い。
これまで中国最大のモリブデン鉱は河南省西部の欒川モリブデン鉱(埋蔵量198万トン)だった。今回発見された沙坪溝は埋蔵量が全国最大であり、米コロラド州のクライマックス鉱山に次ぐ、世界第二のモリブデン鉱床となる。
専門家によると、沙坪溝のモリブデン鉱は▽規模が大きい▽品位が高い▽鉱床が集中している▽経済的価値が高い??という4つの特徴があるという。
モリブデンは希少金属の一種で、純金属モリブデンとモリブデン合金は高温強度、耐摩耗性、耐食性に優れ、冶金産業で大量に使われるほか、化学工業、機械、航空・宇宙、電光源、潤滑剤など様々な方面で幅広く利用されている。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年7月22日