WIPO(世界知的所有権機関)が20日に発表した国際特許出願状況によると、2010年、世界で約198万件(前年比7.2%増)の特許が出願され、史上最高を記録した。中国の出願数は初めて日本を上回り、米国に次ぐ2位となった。中国新聞網が20日に伝えた。
世界経済危機の影響を受けて、2009年の特許出願数は前年比3.6%減となったが、翌年は大幅に回復した。しかし、来年以降は欧州債務危機の影響が現れる可能性がある。
米国の出願数は約49万件で、2006年に日本を上回って以降、1位の座を維持し続けている。中国は前年比24%増の約39万件で、日本の34.5万件を上回った。
このほか、2010年の国際商標登録出願数は約366万件(前年比11.8%増)だった。中国は105万件でトップに立ち、2位の米国(約28万件)を大きく引き離した。
「人民網日本語版」2011年12月22日