中日両国の科学者は3年余の研究を経て、浙江省天台県での新種恐竜化石の発見を確認するとともに、この恐竜を「天台越竜」と命名した。その研究論文は英誌「白亜紀研究」〈Cretaceous Research〉に発表されている。
研究者は、この化石標本には恐竜の頸椎、脊椎、尾椎、前肢および後肢が含まれ、浙江省で発見されたものとしては保存状態が最もよい恐竜化石の一つであることを発見した。発見された材料から推測して、この恐竜は長さが約1・5メートル、高さが1メートル未満で、これまでのところ浙江で発見された中で最も小さい恐竜とみられる。