計画では、宇宙船「神舟九号」は今月中旬あたりに打ち上げられる予定。国際社会やメディアは今回の打ち上げに強い関心を寄せている。
◇初の女性宇宙飛行士に注目が
シンガポールの中国紙「聯合早報」は11日、注目される今回の有人ドッキングは、中国の宇宙飛行技術のさらなる飛躍を示すものであり、中国の宇宙飛行士は宇宙に長期間滞在できないという現状は改まるだろう、と報じた。報道によると、8年前に初めて楊利偉・宇宙飛行士を宇宙に送って以来、中国の宇宙事業はこれまで何度も高峰を登りつめ、国際宇宙ステーションの撤退後は、永久有人宇宙ステーションを世界で唯一有する国になると期待されている。今回は初の有人ドッキングという歴史的意義のほか、メディアが最も関心を寄せるのが、誰が最初の「天に昇る」中国人女性になるかだ。
メキシコの新聞「メキシコデイリー」は、今月の宇宙への打ち上げでは、中国初の女性宇宙飛行士が誕生する可能性が極めて高い、と大々的に報道。また、北京が国際宇宙ステーション計画に参加する申請は米国の反対に遭ったが、これは中国が独自の宇宙ステーション計画を発展させる妨げにはならないと指摘している。
「東アフリカラジオ局」電子版は10日、中国の宇宙飛行士は今回、宇宙で有人ドッキングの任務を遂行し、また中国初の女性飛行士が宇宙に入るのは、中国が宇宙大国としての夢を実現しつつあることを示すものだ、と報じた。
◇北京五輪に継ぐいま一つの壮挙