天宮1号と神舟9号が24日12時頃、手動操縦によるドッキングに成功した。宇宙において宇宙船の姿勢を手動で制御するのは中国初の試みで、今回の成功は中国がドッキング技術を全面的に取得したことを示し、中国の宇宙事業の一里塚となる。
今回の手動ドッキングは、劉旺飛行士が平行移動と姿勢制御を実施し、景海鵬飛行士と劉洋飛行士がそれを補佐する。その後、3人の宇宙飛行士は「天宮1号」に再び移動する。
帰還に向けて、3人の宇宙飛行士は「神舟9号」の帰還モジュールに移動する。2基の宇宙船が分離し、飛行士が手動制御で宇宙船を140メートル離れた地点まで離すと、「神舟9号」は自律制御に切り替わり、引き続き5キロ離れた安全な地点まで離れる。5日後に「神舟9号」は3人の宇宙飛行士を乗せて地球に帰還し、「天宮1号」は軌道上で長期飛行することになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月24日