人工皮膚のクローズアップ写真:これまでの人工皮膚はミクロン単位でしか培養できなかった。
海外メディアの報道によると、トロント大学の研究チームがこのほど、皮膚細胞をゲル上のチップに移植することによって、皮膚を形成することに成功したという。更に、この人工皮膚は予め決められた形に従って成長させることができる。現在の人工皮膚製造技術にとって、1度にここまで広い面積(10センチ程度)の皮膚の培養に成功したことは、大きな飛躍であると言える。火傷や皮膚疾患の患者の皮膚移植手術は、遠くない将来、今回の実験成果によってより簡単なものになることが期待できる。