少し前、デレク・フレイ教授率いるケンブリッジ大学科学者研究チームは、研究開発した装置によって、月の風化土壌から酸素を抽出することに成功している。フレイ教授は電気化学のプロセスによって酸素の抽出ができることを提言した。電気化学プロセスは、風化土壌から純金属と合金を抽出するために開発されたものである。この種の合金はマイナス極の役割を果たし、炭素がプラス極となる。
月面全体にこのような、風化土から酸素を抽出する装置を設置すれば、月面に呼吸が可能な大気圏が存在しないとしても、将来的に人類が月に移り住んだ場合に、酸素を供給することができるかもしれない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日