テロリズムが全世界で蔓延しており、多くの国がテロ攻撃を受けている。英シンクタンク・経済平和研究所は「2014年度世界テロリズム指数(Global Terrorism Index)」の報告書を発表した。
報告書によると、2000−2013年に世界で発生したテロ事件の82%は、イラク(GTIは10)、アフガニスタン(9.39)、パキスタン(9.37)、ナイジェリア(8.58)、シリア(8.12)で発生した。中東はテロリズムの温床になっている。
インド(7.86)、ソマリア(7.41)、イエメン(7.31)、フィリピン(7.29)、タイ(7.19)もテロリズムの大きな影響を受けている国だ。
世界の複数の大国も、テロリズムの脅威にさらされている。中国は5.21、米国は4.71、ロシアは6.76で、上位30カ国に入っている。
これらの国とは対照的に、フィンランド、ニュージーランド、ポーランド、シンガポール、朝鮮、ベトナムなどの国はほとんどテロリズムの影響を受けておらず、GTIが0となっている。