香港紙・南華早報は26日、シンガポール・香港のオンデマンド食料品デリバリサービスHonestbeeが、今年7月と先月から、日本で顧客に代わって買い物をする人を2名募集している――と報じた。買い物代行サービスの期間は、来年1月いっぱい、場所はスキー客でにぎわう北海道のニセコという。
Honestbeeの共同創業者で管理部長のJoel Sng氏は、募集条件として「SNSが得意で、好奇心が旺盛で、機転が利くこと」を挙げ、採用されれば「とても貴重な仕事の経験になるだろう」と話す。さらに「待遇は申し分なく、空いた時間には有名な温泉に入ったり、スキーやスノボーも楽しめる」という。応募者の年齢制限は21歳以上で、12月18日までに同社のサイトに、15秒以内にまとめた自己PRのビデオを送ることが必要。
また同社の別の担当者は、「ニセコは町おこしのために12月25日から2月末までスノーフェスティバルを開催する。しかし多くのペンションには厨房設備がないため、訪れた外国人観光客などは自炊をしなければならない。しかし街には商店があまりなく、またスキーを楽しみにきた観光客には買い物をする時間もない。それで彼らに代わって買い物をし、それらをSNSにアップする人が必要になる」と説明する。
Honestbeeは今年7月、1500万シンガポールドル(約6811万元)で設立。今後1年間にサービス範囲を日本やその他の国に広げるしている。同社の事業の特徴は、求職者に対してはフレックスタイム制の仕事を提供し、サービスを購入者にとっては、他の代理購入と違って、さまざまな商品をその日のうちに手にすることができる、という利点がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月27日