米道路安全保険協会(IIHS)は2016年の安全性最高水準自動車リストを発表した。日本車とドイツ車が上位を占めたが、その理由は正面衝突事故を防止する先進技術の採用にあった。ロイター通信社が12月10日に報じた。
IIHSから「最も安全」との評価を受けるためには、自動車メーカーは車両に対し正面衝突予防システムと自動ブレーキ機能を付け、後ろからの衝突を防止させるなどの設備を設けなければならない。IISHによると、時速12~25マイルでの走行試験において、運転手が関与しない条件の下、車両が衝突目標物の前で停車あるいは減速する必要がある。
IIHSは、安全性能指数に基づいて各車両に等級分けを行う。安全性能指数は自動車販売に大きな影響を与えるため、自動車メーカーは安全性の研究を促進させることになる。
IIHSは10日、トヨタが首位だったと発表した。最高水準安全認証(TSP+)となった48の車両のうちトヨタが9車種だった。そこにはアメリカで最も売れているカムリも含まれる。他にも13車種が安全認証(TSP)となった。この認証は自動車の広告宣伝で頻繁に使われる。今回の認証試験は例年より厳格になった。
ホンダは8車種がランクインし2位だった。ドイツのフォルクスワーゲンは7車種で3位。日本のスバルは6車種で4位に甘んじた。
アメリカ車では、クライスラー200とフィアット500Xが最高水準安全認証(TSP+)の評価を得ただけだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月14日