ノーベル賞受賞を機に中国医学が海外で注目
ノーベル賞受賞を機に中国医学が海外で注目。
タグ： ノーベル賞,中国医学
発信時間： 2015-12-27 11:06:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた中国の屠呦呦氏は12月7日、スウェーデン・カロリンスカ研究所で、「アーテミシニンの発見：伝統的中国医学の世界へのプレゼント」と題した中国語による講演を行った。
ノーベル賞選考委員会は今回の受賞が中国医学に対するものではないと述べるが、屠呦呦氏のノーベル賞受賞で海外では中国医学ブームが起きている。多くの外国市民が中国医学に注目し始めている。
国外の研究者が、屠呦呦氏の受賞を「名は実に伴う」と考えている。スウェーデンの官吏も、中国が実力を付けるにしたがって医療分野での影響力も日増しに大きくなっており、中国医学が世界でもっと認められるようになるはずだと述べる。
受賞を記念して中国料理が値下げ
同講演は12月7日の午後に行われた。1000人以上を収容する会場はすでに満席となったが、会場の外ではまだ多くの人々が列を作っていた。「これが中国人効果よ」と、一人の中国人留学生がつぶやいた。
「午前8時から会場の廊下では学生たちが列を作っていた。入場時間は11時だというのに」と、研究所内にある中国料理のレストランのマスターが言う。この店では屠呦呦氏のノーベル賞受賞を記念し、通常は80クローナの中華ビュッフェを値下げした。「中国人なら75クローナだ」。
スリランカから来た老人が行列の中間ぐらいで並んでいた。これまでもノーベル賞受賞者の講演に参加したことがあるが、こんなに盛大だったのは見たことがないと話す。老人はカメラを取り出し、屠呦呦氏と写真を撮りたいと言った。スリランカではキニーネを生み出す植物を植えて生活する人々がいたが、屠呦呦氏がアーテミシニンを発見してからは、これらが売れなくなったという。老人はただ「彼らの生活を変えた人」を見たかったのだという。
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