ノーベル賞受賞を機に中国医学が海外で注目
ノーベル賞受賞を機に中国医学が海外で注目。
タグ： ノーベル賞,中国医学
発信時間： 2015-12-27 11:06:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
屠呦呦効果：中国医学が海外に根付く
当日の交流会を後援したのは、中国の漢方薬会社だった。本活動の支援以外に、「スウェーデンで中国イチイを植樹する」という3000万元のプロジェクトも行っている。同社CEOは取材に対し、これまでも海外に販売拠点を作ってきたが、屠呦呦氏の受賞で漢方薬の影響力が高まったことから、プロジェクトを海外で展開したのだと語る。
12月11日、北京同仁堂のスウェーデン支社の開業式がストックホルムで行われた。中国中医科学院の院長である張伯礼氏は祝辞で、「屠呦呦氏の受賞という“東風”を受け、北京同仁堂と共に中国の伝統医学が北欧でも発展していくことを望みます」と述べた。
ノーベル賞が与えたのは西洋医学研究
屠呦呦氏の講演タイトルは「アーテミシニンの発見：伝統的中国医学の世界へのプレゼント」である。その中で、中国医学が彼女に与えたインスピレーションについて触れている。「ちょうど評議委員と討論した話だが、この賞は中国医学や漢方薬に与えるものではなく、漢方薬の薬草から抽出されたアーテミシニンの薬について与えるものである。つまり西洋的な研究に対してである」とスウェーデン・カロリンスカ研究所の終身教授で、腫瘍研究と分子免疫学の著名研究者である藩嬙氏は述べる。
同氏は取材に対し、西洋は中国医学をあまり理解できていないと述べると同時に、ノーベル賞の評議委員たちは中国医学研究をもっと現代化してほしいと望んでいると明かす。どの薬でも物質を抽出し、その物質の化学構造と作用を確定させなければならないのだ。漢方薬の研究では、ただ体に効果があればよく、証明は必要とされていない。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2015年12月27日
 |
|
 |
コメント数:0最新コメント
コメントはまだありません。
一覧同コラムの最新記事
