元宵節の灯篭

元宵節の灯篭。 灯籠は工芸職人はもちろん、一般の人たちも作る。それぞれ異なる材料や技をつかって、地方色豊かなものを生み出すのである…

タグ: 灯籠

発信時間: 2016-02-19 11:17:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

灯籠は工芸職人はもちろん、一般の人たちも作る。それぞれ異なる材料や技をつかって、地方色豊かなものを生み出すのである。

陝西省北部の人たちは、コーリャンの茎を割って灯籠の骨組みを作る。カボチャや綿花、ヒツジの形の灯籠に赤い紙を貼りつけて、ロウソクを入れる。またはジャガイモで作った油皿に灯芯を立て、火をともす。それらが赤い灯籠になり、窰洞(洞穴式住居)や門のかまち、家畜小屋にかけるのだ。また、色紙を使って庭のナツメの木を飾り、赤い灯籠を掛けて、「灯樹」と呼んでいる。

山東省の農家は、大豆の粉を練って、十二支の灯籠を作る。家族の幸せと健康を願うのである。ダイコンで作った灯籠を、村の入り口から山腹まで並べる村もある。夜になり、灯籠に火をともすと、まるで野山に輝くネックレスをかけているようだ……。

都が置かれた古い北京の「宮灯」もよく知られている。宮灯は、縛り、貼り付け、編み付け、彫刻、書画、詩詞などを組み合わせた造型芸術である。一般的には、細木や彫漆(漆塗りの器物に彫刻をほどこしたもの)を骨組みにして、薄絹やシルク、またはガラスを貼って、山水、人物、花鳥などの絵を描く。掛ける灯籠のほかに、ちょうちん、卓上用の灯籠、壁掛け灯籠、儀式に用いる灯籠がある。もちろん、古い北京の「民間灯会」もじつににぎやかなものだった。飾り灯籠の種類と数は全国一で、繁華街・王府井のそばにある「灯市口」は、かつて飾り灯籠を売る定期市があったところだ。

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