元宵節の灯篭

元宵節の灯篭。 灯籠は工芸職人はもちろん、一般の人たちも作る。それぞれ異なる材料や技をつかって、地方色豊かなものを生み出すのである…

タグ: 灯籠

発信時間: 2016-02-19 11:17:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「氷城」(氷の町)とも呼ばれる中国北部のハルビンは、氷祭りが有名だ。手作りの氷灯籠は、名所旧跡から人気キャラクターまで珍しい造形があり、キラキラしていて美しく、観光客を神秘の世界へいざなってくれる。

東南沿海の福建省泉州は、「彩灯之城」(飾り灯籠の町)とも呼ばれる。町の「騎楼」(二階から上が歩道に突き出した建物)の下に掛けられる飾り灯籠は、数千個におよぶ。どの家も飾り灯籠でつながっていて、「十里灯街」(十里の灯籠通り)となっている。

騎楼の下で灯籠を見ると、伝統的な花鳥や獣の形のほかに、オレンジやレイシ、パイナップル、ブッシュカンなどの南国のくだものの形、ゾウやクジャク、キリン、パンダなどの縁起のいい動物の形もあった。

人物の物語をかたどった灯籠のなかには「嫦娥奔月」(嫦娥、月へ飛ぶ)、「孫悟空大閙天宮」(孫悟空、天宮で大暴れ)、「八仙過海」(八仙が海をわたる)という灯籠のほか、『水滸伝』の英雄や『三国演義』の人物の灯籠もあり、それぞれ個性的だった。また、ロケットや衛星、宇宙船など現代の科学技術レベルを示した灯籠も珍しく、一つひとつ目をとめる暇もないほどである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月19日

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