デンマークの君儒オークション、フランスの和皜軒骨董芸術センターの共催による欧州中国骨董オークションが、パリ欧州時報文化センターで開催された。
年輩華僑の単声さんと、以前たったの500ポンドで購入した貴重な仏像。
フランス華字紙「欧州時報」ウェブサイト記事によると、骨董品を集める華人がますます増えているという。パリ欧州時報文化センターで行われた骨董オークションは、フランス国内と周辺国のコレクターの大きな注目を集めた。会場にはハンガリーのブダペストから来たコレクターもいた。
海外に住む華人コレクターは、海外で骨董品を買うのが好きだけではなく、もっと大きな夢を胸に抱えている。つまり、海外に流失した国の宝を自国に戻すことだ。寄贈やオークション、保護といった方法で、華人は“海外派兵団”としての任務に就いている。中国の宝を国に戻すために努力しているのだ。
“収集熱”から“還流熱”へ
30年前、華人コレクターは数えるほどしかいなかった。現在、収集好きの華人はますます増加しており、職業として、場合によっては生活の一部となっている華人も少なくない。
同時に、コレクターの身分も多様化しており、古くからの移民、ニューカマー、若者、中年、知識人、普通の労働者などがいる。楽しむための者もいれば、生活のための者もいる。多くの人々が海外で商品を買いあさるのが好きだ。とても貴重な宝物を見つけられる可能性は少なくなったが、運のいい人は常に存在する。
海外に流失した宝を国に戻す――。多くの華人が長年、心に抱いてきたことである。骨董収集は趣味というだけでなく、重い責任でもあると考える華人もいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月5日