次に、消費のレベルアップだ。上海ディズニーは国内テーマパークのチケット収入という単一的な収益モデルを打破した。観光客を集める機能を持つ大型リゾート地は、エンタメ、宿泊、外食、ショッピングなど観光客の多元的な需要を満たす。これにより消費レベルの全体的な向上をけん引し、国内旅行のリゾート旅行へのモデルチェンジを促す。
それから、サービス精神の再構築だ。サービスの質は、観光産業の持続可能性と関連する。多くの来園者にとって最も印象的なのは、スタッフの心からの挨拶と輝く笑顔だ。これは1000人目の質問に答えながら笑みを絶やさず、50歳を過ぎても子供の心を保つためにはどうするべきかと、ディズニーがスタッフ全員に考えさせているからだ。
上海から溢れるディズニー効果
上海の都市建設者にとって、ディズニーは単なる盆栽ではない。ディズニーランドを中心とする、面積24.7平方キロメートルの「上海国際旅遊度假区」は、急速に発展している。またディズニー効果は、上海だけに留まらない。
上海国際旅遊度假区管理委員会の王徳宏副主任によると、上海国際旅遊度假区は模範的な現代化観光都市、現代中国の娯楽体験センターになることを目標としている。また観光産業が発達し、文化・創意が活況を呈する、低炭素・エコロジー・スマートな、環境が優れた快適な社会主義現代化大都市の新ランドマークになる。最終的に、誰もが憧れる世界クラスの旅行目的地になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月25日