中国航天科技集団公司第五研究院天宮2号宇宙実験室チーフデザイナーの朱樅鵬氏はインタビューに応じた際に、宇宙実験室「天宮2号」の主な3大任務について「天宮2号は中国初の宇宙実験室で、中期駐留が主要任務になる。宇宙飛行士は有人宇宙船・神舟11号でドッキングし、天宮2号で30日間勤務・生活する。これは中期駐留の任務の一つだ。次に来年、貨物船とのドッキングを行い、推進剤を軌道上で補給する。それから宇宙ステーションで今後、メンテナンスなどの技術試験を実施する」と語った。
天宮2号は中国の未来の宇宙ステーション技術の重責を担う。そのため天宮2号は今回、地球から393キロ離れた軌道を選んだ。これは中国の未来の宇宙ステーションが飛行する高度でもある。
世界的に有名な国際宇宙ステーションの平均高度は350キロ前後だ。世界的に有名な宇宙ステーションには、旧ソ連が打ち上げた「サリュート」「ミール」、米国、ロシア、日本、カナダ、ブラジル、欧州宇宙機関が共同建設する国際宇宙ステーションがある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月14日