世界が神舟11号に注目、天宮とのドッキングで宇宙ステーション技術を検証

世界が神舟11号に注目、天宮とのドッキングで宇宙ステーション技術を検証。

タグ: 神舟11号,ドッキング

発信時間: 2016-10-17 13:50:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

神舟11号有人飛行任務飛行士の景海鵬氏(左)と陳冬氏が16日、酒泉衛星発射センターで記者会見に出席。

中国の有人宇宙船「神舟11号」が17日7時30分に打ち上げられた。乗組員は宇宙飛行士の景海鵬氏と陳冬氏で、景氏が指令長を担当。

ロシア経済紙『RBC』は「神舟11号の有人宇宙船任務において、宇宙飛行士2人は宇宙実験室・天宮2号で33日勤務する。これは中国有人宇宙飛行の史上最長時間となる。中国はこれにより、2022年までに宇宙飛行士が常駐する宇宙ステーションを建設するという目標に近づく」と報じた。

米華字紙『僑報』は「神舟11号はより高く飛行し、より多くの実験を行い、より長期間になる。神舟11号は有人宇宙ステーションの建設準備を整えるため、この3つの特長を持つ。より高く飛行するとは、未来の有人宇宙ステーションの軌道がより高くなるからだ。より多くの実験を行うとは、今回の飛行で人員と物資を運び地球・宇宙間を移動する神舟の性能を検証するからだ。より長期間とは、宇宙飛行士が30日以上の軌道上飛行任務を遂行し、神舟10号の15日の倍になるからだ。これは宇宙船の動力システム、宇宙飛行士の生命維持システム、宇宙・地球間通信保証システム、測量・制御システムなど一連の宇宙技術の総合的な進歩を意味する」と伝えた。

BBCは「今回は2人の宇宙飛行士、つまり景海鵬氏(49)と陳冬氏(37)を送り込む。景氏は3回目の宇宙旅行で、50歳の誕生日を宇宙で迎える。神舟11号の公式ミニブログは、50歳の高齢での宇宙飛行により、中国人宇宙飛行士の記録を樹立すると投稿した」と報じた。

ドイチェ・ヴェレは16日、中国有人宇宙事業副総指揮の張育林氏の発言を引用し「神舟11号の打ち上げは、中国有人宇宙事業が探索・試験から、宇宙ステーションの常態化運行の段階に入ったことを象徴している。神舟5号から現在まで、中国人は地球を出たばかりで、地球に近い400キロ以内の軌道上での活動に留まっている。宇宙事業の高度発展に伴い、中国人は宇宙探査でより大きく前進し、400キロを遥かに上回ることになる。宇宙ステーションの建設段階では、現在の宇宙船の操縦を主要任務とする宇宙飛行士の他に、軌道上の整備士や観光客を宇宙に送り込むことで、民間人の宇宙探査の意欲に応えなければならない。有人宇宙事業は民族復興、国家興隆、国家の科学技術の進歩に対して重要な力を発揮している。同時に我々は、世界先進水準との間に、まだ開きがあることを目にしなければならない」と伝えた。ドイチェ・ヴェレは最近、中国の宇宙事業に関する多くの記事を発表しており、中国の宇宙事業を「宇宙で我が道を行く者」と称している。「中国は宇宙発展計画で独自の長期的なプランを持ち、打ち上げを行うたびに大きく進歩している。米国は中国とは対照的に、宇宙の未来の方針を定めることができない」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月17日

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