中国の有人宇宙船「神舟11号」と宇宙実験室「天宮2号」が19日3時31分、自動ドッキングに成功した。天宮2号が先月15日に軌道上に打ち上げられてから、神舟との初のドッキングとなった。
科学技術者の正確な制御により、神舟11号は複数回の軌道制御をへて、19日1時11分に自主制御モードに入り、天宮2号に徐々に接近した。
北京航天飛行制御センターによるドッキング準備状態の最終確認後、神舟11号は天宮2号にゆっくりと接近した。神舟11号と天宮2号のドッキング装置が接触し、順序に基づき一連の技術動作を完了後、装置にロックがかけられた。宇宙船同士がしっかり連結し、合体した。
自動ドッキングの実施中、宇宙飛行士の景海鵬氏、陳冬氏は神舟11号帰還モジュールに滞在し、メーターの各種データとドッキングの過程を注視し、各種指令伝送操作を真剣に遂行した。さらに宇宙・地球通信システムを使い、ドッキングの実施状況を迅速かつ正確に地上に報告した。
任務実施計画により、宇宙飛行士2人はその後神舟11号から天宮2号に移った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月19日