中国の原子力産業はこれまでにない速度で発展している。国家国防科技工業局局長・国家原子能機構副主任の王毅靱氏はこのほど、今後の中国の原子力産業の発展計画をメディアに明かした。計画には、世界の多国が開発に取り組む海上原子力発電所も盛り込まれている。
『科技日報』によると、海上の浮体原子力発電所は海上原子力発電所も呼ばれ、中国の遠海ガス資源の採掘と水上艦原子力発電技術の発展において重要な意味がある。王毅靱氏は、「中国は海上の浮体原子力発電所の開発を国防科技工業の『第13次5ヵ年計画』と原子力産業発展の『第13次5ヵ年計画』に盛り込み、関連の研究とコア技術の難題解決を開始している」と明かした。
中国は自主開発すると同時に、進展を加速させるためにロシアとも協力について交渉している。王毅靱氏は、「完成後、まずは海上石油の探査や天然ガスの採掘などの分野に使用する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月16日