中国製ロボットと海外製ロボットの差

中国製ロボットと海外製ロボットの差。

タグ: 中国製ロボット,海外製ロボット

発信時間: 2017-02-19 09:50:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

工業用ロボット市場は海外ブランドが大半

2013年、中国はすでに世界一の工業用ロボット市場となっていた。2014年、その販売数は5.7万台で、前年比56%増の伸びを見せた。これは世界販売数の4分の1だ。世界販売数の伸びの55%を上回る。保有台数は19万台に増加した。 

しかし世界の工業用ロボット市場の大部分はABB、KUKA、FANUC、YASKAWAの4大海外メーカーが占めている。2016年、中国の工業用ロボット市場は60%以上を海外ブランドが占めている。

コア技術で海外メーカーと格差 

ロボットのコア技術には、人とロボットの交互技術、制御技術、環境感知とセンサー技術、材料技術、AI技術などがある。キーデバイスには精密減速器、制御器、高性能駆動器などがある。中国メーカーは、これらの多くを輸入に頼っている。 

現在、世界の精密減速器市場は大半を日本企業が占めている。日本のHarmonicは、ハーモニクス減速器の世界トップ企業で、15%のシェアを占めている。日本のNabtescoは世界最大のRV減速器とサイクロイド減速器のメーカーで、RV減速器は世界シェアの60%を占める。 

中国は精密減速器の国産化に向けた研究を必死に進めており、その分野の機関や企業が続々と生まれている。高精度のサイクロイド減速器やハーモニクス減速器の分野では、部分的に海外製品を代替することが可能になっている。しかし2015年、依然として精密減速器の75%が日本から輸入されている。 またサーボモーターにおいては、日系企業が世界シェアの40%を占めている。シーメンス、ボッシュ、シュナイダーなどドイツメーカーは30%前後。一方、中国企業のシェアは10%前後に過ぎない。駆動器では、中国市場の80%が欧米と日本からの輸入となっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月19日

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